高さ100メートル超 ボコール山に巨大仏像を建設

カンボジア通信 No.23/01
1月 5日

「ソキメックス」の創業者でソカホテルなどを経営するソク・コン氏が、カンボジアのカンポット州にあるボコール山に、高さ108メートルの巨大な仏像を建設する。1月5日付けのクメールタイムズ紙によると、その建設工事が始まった。

同紙によると、仏像は約3000万ドルをかけて作られ、完成すれば世界で最も大きな仏像の一つになるという。完成までには4年かかる見込みだ。

昨年12月19日付けの同紙によると、ソク・コン氏は仏像建設の目的は、カンボジアの幸福と繁栄、永続する平和を願うためで、カンボジアの人々にとって神聖な場所となることを願っているという。また、仏教信仰を支え、文化的な観光地として国外からも多くの人を引き寄せる可能性がある。ソク・コン氏は、関係する政府各省の許可を得て、12月半ばにはフン・セン首相の許可が下りたため、着工した。自己資金に加え、寄付も募っているという。

同紙によると、起工式に出席した国土整備・都市化・建設省のチア・ソパラ大臣は、「仏像が完成すれば、国内の仏教信者にとって祈りの場となるだけでなく、国際的にも主要な仏教観光の中心地となるだろう」と語った。


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